数ならぬ身とな思ひそ玉祭
芭蕉忌
『玉祭』が秋の季語。
芭蕉にゆかりの尼僧が亡くなった時の句だそうです。
数ならぬ身などと思ってはいけない、わたしがこうして偲んでいるのだから。と言うような意。
そのゆかりの尼僧の記録がほとんど残っていないそうで、それでも芭蕉にとっては、決して『数ならぬ身ではない』ひとだったのだろうなあ。
お前(せら)は、もう俳句を読むな、物語読んどけ(知ってる)と言うセレクトである。
さまざまの事思ひ出す桜かな
芭蕉
これがすごく好きなんですが、思いっきり春の句だし。これだって桜の風情云々よりは「さ、さまざまの具体的内容をぜひ」と膝を詰めたいので、やっぱり物語読んどけ(うん)。