今年のドゥマゴ文学賞の受賞作は『古本屋散策』(小田光雄さん)、その受賞記念対談に行ってきた。

hfukuchi.blogspot.com/2019/10/

『ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア』読了。

東西冷戦終了後無条件な米国の庇護を受けられなくなった日本経済界が、なぜ没落したかがシャープの例で推測できる1冊。
ジョブズや孫正義が本当に佐々木正に憧れたかどうか、別資料にあたるつもり。

『本当のような話』(吉田健一)戦前からの生き残りの人たちが、ほとんど見る影のない、でもところどころに美しさを残す東京で繰り広げる夢物語。現代への警鐘はいまでも通用する。
『瓦礫の中』と一緒に読むといっそう味わい深い。
あと、『東京の昔』も。

『吉田健一ふたたび』読了。
「嘘の含有量」という吉田健一の名言を呼び起こしてくれるだけでも価値がある本。
読むとほぼリアルタイムで入手した15冊の蔵書を読み返したくなるだけでなく、新たに吉田健一著作集まで欲しくなるという、困った本でもある。

『献灯使』読了。

2011年の大震災後の世界を描いている。震災の被害とそれによる原発事故により、荒廃したこの国の人々の姿があわれであり、閉塞した現在の状況をも見事に表現している。名作だ。

読んでいると、実に怖くなってくる。

救いはコトバや翻訳からやってくるかもしれないし、そうでないかもしれない…

『伝説の編集者 坂本一亀とその時代』を読み終えました。私にとっては面白く、懐かしい。

1974年に、私は就職しました。本の巻末の文学年表を見たら、それ以降の文学作品をさっぱり読んでいないのに気づきました。定年になるまでの失われた40年。これは回復困難。

小田実の『何でも見てやろう』と、辻邦生の『夏の砦』をせめて読み直そうと思いました。どちらも坂本一亀が編集者。

坂本一亀は坂本龍一のお父さんでもあります。

今話題の『三体』と、昔話題になった『コンタクト』を続けて読んでみました。

比べて読むと興味が倍、いや10倍になるような気がします。

『真実 パトリシア・ニール自伝』読了。波瀾万丈で面白いです。

大女優パトリシア・ニールはロアルド・ダールの最初の配偶者で、その前はゲーリー・クーパーと浮名を流したそうです。

ダールファンは、彼の著書からのイメージとは違う人物像にふれることができるでしょう。
おすすめ本。

「いだてん第二部」の予告編を観ただけで感動して、兵藤(前畑)秀子さんの著書を二冊図書館で予約した。

雑司が谷の古本みちくさ市に行ってきました。のんびりして買いやすい。
次の次(11月)にはわれわれも出店しようと、仲間と話し合いました。

『ふたつのオリンピック』(ロバート・ホワイティング 玉木正之訳 )読了。

前回に続き、今回の東京オリンピック開催をもその開催後を危ぶむ筆致だ。ホワイティングさんは長年東京で暮らし、東京を愛している。「日本的」野球や、ヤクザの世界、裏町の生活を実地に体験し、それを日本論に昇華させている。

世界に類のない、(褒めているわけでなく、その反対の)「記者クラブ」とは徹底的に対決する。読者に事実を報告するジャーナリストとしては当然なのだが、それを「記者クラブ」は問題視する。

題材だけを読み取って考えていくと、気が滅入りそうになるが、彼の明るい文体がそれを救っている。玉木さんはそこをうまく訳したと思う。

『戦中派不戦日記』読了。
8月15日前後の意識のギャップがすごいが、これも一つの「事実」か。

「世紀の小説『レ・ミゼラブル』の誕生」読了。
2012年版のミュージカル映画をAmazonで観てから、読みました。おかげで面白かった。
大部の小説の原稿を遠隔地で校正する大変な場面がハイライト!

『博士の愛した数式』読了。面白かったし、老後の生き方につき学ぶところ大。

『砂の惑星』(新訳版)上中下三巻読了。面白かった。
映画などより主人公が「強い」感じがした。

『カムパネルラ』(山田正紀)読了。
そのあと、青空文庫見に行ったら『銀河鉄道の夜』が数種類あるのを見つけた。これらがそうなの?

『絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか』読了。

私たちとはもちろん、ホモ・サピエンスのこと。その「社会性」の為せるわざだったかもしれない。

このあと読むべきは『サピエンス全史」なのだそうだが、図書館に問い合わせたら44人待ちだった。

『歩道橋の魔術師』読了。『自転車泥棒』の壮大なストーリーに比べて、ノスタルジックな親しみを感じさせる作品。どちらが好きかと訊かれたら、『歩道橋の魔術師』と答える。

『眩(くらら)』(朝井まかて)読了。

北斎の娘お栄の画業を丁寧に描く。お栄は父の亡き後も絵を書き続け、北斎同様、絵の世界の中に遊行先を見つけようと努力する。

名作だ。

『ニッポンの書評』(豊崎由美さん)読了。書評の良し悪しを論じていて痛快。
植草甚一を推しており、もう一度膝をたたく。

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